ブラック企業の特徴ってどんなのだろう?
面接でブラック企業かどうかを見抜く方法はあるのかな?
「働き方改革」など、過度な労働環境に対して様々な制度ができてきたとは言え、ブラック企業はまだまだ世の中には多く存在しています。
残念ながら、転職サイトなどの求人情報を見ただけでは、ブラック企業かどうかの判断を付けることはほぼ不可能です。
求職者である私たちは「ブラック企業かどうかを見極める目」が求められます。
ブラック企業の面接には特徴がある?
表向きの求人情報ではブラック企業かどうかの判断を付けることは難しいです。
しかし、面接を受けてみるとブラック企業には様々な「特徴」があることがわかります。
求人内容と違う
面接を受けてみて「あれ?求人票にあった条件と違うぞ?」ということがあります。
- 「残業なし」と書いてあったのに「残業できますか?」と聞かれる
- 「年収500万」のはずが、面接で「350万スタートです」と言われた
意外と多い「求人票と面接内容の齟齬(そご)」の問題です。
本来、求人内容と面接の内容が違うのは違法では?という疑問があります。
労働基準法第15条の条文を引っ張ってみます。
使用者は、労働契約の締結に際し、労働者に対して賃金、労働時間その他の労働条件を明示しなければならない。この場合において、賃金及び労働時間に関する事項その他の厚生労働省令で定める事項については、厚生労働省令で定める方法により明示しなければならない。(出典:労働基準法第15条)
冒頭の「労働契約の締結に際し」っていうところがポイントでして、要するに内定が決まってから交わす「労働契約書」に嘘が無ければいいってことが書いてます。
つまり転職サイトなどの求人票に嘘があっても、別に違法じゃないってことです。
違法じゃない行為にしろ、求人票に違う内容を記載してくる時点で「隠し事があるのでは?」と勘繰りたくなる、ブラック企業の特徴と言えます。
詳しくは求人票と休みが違う!これって「違法」じゃないの?の記事を参考にして下さい。
すぐに内定が出る
ブラック企業の一般的な特徴として、以下のものがあります。
- 社員を「捨て駒」のように考えている
- 3年未満離職率が高い
「社員の代わりはいくらでもいる!」と会社が考えているパターンですね。
またブラック企業では「3年未満離職率」が高く、入社してもすぐに人が辞めてしまうという特徴があります。
そのため、常に「人手が足りていない」という状況になります。
対した面接もしていないのにすぐに内定が出た場合、単に「誰でもいいから来て欲しい」という企業の思惑が滲み出ており、ブラック企業である可能性が高くなります。
しかし、ホワイト企業ながらたまたま人手不足に陥っていることも考えられるため、事前の情報収集で「3年未満離職率」や「平均勤続年数」などを調べておきましょう。
データがなければ、面接で直接聞けばOKです。
面接官の態度が悪い
俗にいう「ブラック面接」と言われる特徴が、面接官の態度や印象の悪さです。
面接官と言えば、企業の「顔」のような存在です。
あえて高圧的な態度を取る「圧迫面接」という手法もありますが、これはもはや時代遅れのやり方です。
なぜ「圧迫面接」をいまだにやっている企業があるかというと、求職者の「ストレス耐性」を確認するためとも言われています。
そもそもストレス耐性を調べる時点で、ブラック企業確定のような気がしますが…
情報を隠そうとする
面接でわかる!ブラック企業の見極め方とは?という記事の中で書きましたが、ブラック企業に入社してしまわないための対策として「面接時の質問」はとても重要です。
ブラック企業の特徴として挙げられる、
- 3年未満離職率が高い
- 平均勤続年数が短い
- 残業時間が多い
- 有休取得率が悪い
これらの特徴を面接の時に直接聞いて、ブラック企業の可能性を潰すという方法です。
しかし、本当に相手がブラック企業であった場合、面接官はこれらの質問に対して「はぐらかそう」とする筈です。
相手にとって「聞かれてはまずい情報」であるため、必死に隠そうとしてきます。
ホワイト企業であるならば「平均勤続年数は20年ですよ」と、包み隠さず教えてくれるはずです。
連絡が遅い
面接が終わった後のレスポンスの速さも、ブラック企業の特徴を見極める上では大切な要素です。
企業によって連絡のスピードはそれぞれですが、「○○日以内に連絡します」と言っておきながら全く連絡をよこさないのは、言語道断ですね。
ブラック企業の特徴云々というより、社会人としての最低限のマナーです。
ブラック企業の特徴は面接だけでは100%つかめない?
とはいえ、面接だけでブラック企業かどうかの特徴を見極めることは難しいです。
相手も「プロ」ですから、色々な手を使って採用しようとします。
どうしても求職者の方が「何とか採用してもらいたい」という気持ちが強いですから、弱い立場をうまく利用されて不利な労働条件を結ばされる可能性もあります。
ですので、内定をもらってもきちんと「労働契約書」を確認することを忘れないで下さい。
「求人票や面接と全く違う労働契約を交わしてしまった」と泣き言を言っても、サインをしてしまった以上、条件を飲まざるを得ません。
あまりにも悪質な場合は、契約無効を求めて裁判をすることも可能ですが、訴訟にも多額な費用が掛かるため経済的負担は大です。
初めての転職不安だという方は、無料であらゆるサポートを受けられる「転職エージェント」を使うことを強くおすすめします。
転職エージェントを利用するメリットは、次の通り。
- 募集企業に精通しているので、ブラック企業かの見極めができる
- 書類選考で落とされる可能性が最小限になる
- 履歴書や職務経歴書の添削をしてくれる
- 模擬面接などの対策もバッチリ
- すべてのサービスが「完全無料」
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