転職エージェントは複数登録しておいた方がいいと聞くけど、何か理由があるのかな?
大手の転職エージェント1社だけ登録しようと思っているけど、複数にするメリットは何だろう?
転職エージェントは、転職に関する相談、面接対策、履歴書や職務経歴書の添削、年収交渉など、様々なサポートを無料で受けられるサービスとして大変人気です。後悔のない転職をするためには必要不可欠な存在となっています。
「転職エージェントは複数登録をしておいた方がいい」と聞いたことがある人は多いかもしれませんが、その理由までは知らないかもしれません。
転職エージェントを複数登録すべき理由
転職エージェントは複数登録するのは必須です。これは間違いのない真実です。
なぜ転職エージェントが一社だけではいけないかと言うと、次の理由があります。
- 全ての転職エージェントが信頼できるわけではない
- 独占案件をカバーできない
- 転職エージェントによって(不)得意分野がある
それぞれの理由について詳しく解説します。
全ての転職エージェントが信頼できるわけではない
転職エージェントはサポートが充実しており頼りになる存在ですが、残念ながら全ての担当者(キャリアアドバイザー)が信頼できるわけではありません。
転職エージェントと言え、「いち営業マン」です。私たちと同じようにノルマを抱えています。アドバイザーの中には、希望していない企業なのに無理に面接を受けさせようとしたりする人もいます。
そんなキャリアアドバイザーに当たってしまった場合は担当者を変えてもらうことで改善することもありますが、中小規模の転職エージェントは企業単位で質が悪い可能性もあります。
転職エージェントを複数登録しておくことで質の高いキャリアアドバイザーに遭える可能性が上がり、同時に「リスク分散」をすることができます。
独占案件をカバーできない
転職エージェントには数多くの企業がありますが、それぞれの会社でしか扱っていない「独占案件」というものがあります。
例えばAとBの2つの転職エージェントがあった場合、A経由じゃないと応募できない企業があるという意味です。
両方の転職エージェントに登録をしておけば問題はありませんが、片方だけだと「漏れ」のリスクがあります。せっかく希望通りの職種で好待遇だったのに、登録をしていなかっただけで機会を逃してしまうことになるのです。
転職エージェントによって得意・不得意分野がある
転職エージェントは、それぞれの会社で得意分野が異なります。
「介護職に特化した転職エージェント」「20代未経験向け」「IT系に強い」など、種類は様々です。
属性の近い企業は複数登録をしておくことで、同じ「20代向けの転職エージェント」でも得意な職種や地域などもあるので「漏れ」を防ぐことができます。
転職エージェントを複数登録した際の注意点
転職エージェントを複数登録した際には、注意が必要です。
複数登録をしている旨を隠してはいけません。
転職エージェントはキャリアアドバイザーとの「信頼関係」が何よりも大事です。
複数登録をしていることを隠していると、「聞いていない」と信頼関係破綻の原因になり心象が悪くなります。
求人企業は複数の転職エージェントに依頼をしている場合が多く、「重複エントリー」はよくあるトラブルのひとつです。
転職エージェントは採用が決まった企業から「紹介料」をもらうビジネスモデルのため、重複応募が発覚した時点で「不採用」になってしまう恐れもあります。
転職エージェントに複数登録していることを正直に話すと、十分なサポートが受けられなくなるという噂がありますが、それは違います。
転職エージェントは先ほどお話した通り、採用の決まった企業から「成功報酬」をもらうビジネスモデルです。その額は年収の約30%とも言われており、数十万~百万円を超える額になります。
ライバルの転職エージェントが複数いるとわかれば、成功報酬を目当てに頑張るのが普通ですよね?ですので、かえって手厚いサポートが受けられる可能性は高まるわけです。
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