「なぜ、あなたは転職するですのか?」
僕はこれまで5回ほど転職をしましたが、数々の「失敗」と「後悔」を繰り返してきました。
原因は「なぜ転職をするのか?」を考えずに、感情だけで動いてしまっていたからです。
僕と同じような失敗をして欲しくないという思いから、今回は僕の転職における「失敗談」をシェアしたいと思います。
「思考停止状態」の僕の転職
5回の転職は「ほぼ失敗」
僕は、かれこれ5回ほど転職をしています。
結局それで成功した転職はいくつあったのか?というと、ぶっちゃけ、ほぼゼロです。
情けないことに、ほとんどの転職を「失敗」しちゃってるんですね。
だから5回も職を転々としているわけですけど(笑)。
パワハラ企業だったり、早朝から深夜まで働くブラック企業だったり。
でも、何よりも失敗だったのが「やりがい」の部分です。
とにかく転職活動を「漠然と、妥協しながら」行なってきたので、「自分のやりたいこと」は後回し。生活も切羽詰まってましたから、仕方がないのかもしれません。
結果として「仕事のやりがい」を全く感じることができず、職を転々とする羽目になりました。
転職は「できること」と「やりたいこと」の掛け算で考えるとうまくいくという記事でも書きましたが、仕事をやる上で「やりたいこと」や「やりがい」というのは不可欠の要素です。
「やりがい」があれば、多少の長時間労働でも全然平気です。
「やりたいこと」であれば、給料が安くても頑張れます。
僕の過去の転職活動では、その視点が全く欠けていたんですね。
感情だけで転職を考えていた
僕が当時、転職しようと考えた「理由」は、次のようなものです。
- 給料が安い
- 残業が多すぎる
- 上司がむかつく
- 会社の考えが気に食わない
- 遠距離への転勤を断りたかった
完全に「思考停止」の状態(笑)。
ほぼ「感情」だけで動いちゃってます。
これじゃ、上手くいくはずもありませんね。
「なぜ転職するのか?」の答えに困る
応募した企業の面接で、必ず聞かれるのが「どうして転職(退職)を考えたのですか?」という質問。
ほぼ感情でしか動いていなかった僕は、これが一番「苦手」な質問でした(笑)。
「上司がむかついただけです」なんて、言えるワケありませんよね?
そこで、その場を取り繕うような「答え」を考えるんですけど、全然ダメ。
「退職理由」と「入社を希望する理由」に整合性が取れないから、辻褄が合わないんですよ。
当然、あえなく不合格。
そして数々の落選を繰り返し、不安にあおられ、「妥協への道」を進んでいくわけです。
典型的な「失敗パターン」です。
反対に、ハキハキと転職理由を答え、志望動機にもマッチしている人を見てると「スゲーな」と思ってましたね(笑)。
余談ですが、面接官から「退職理由」を聞かれたときには、正直にそのまま答えればいいというわけではないです。
必ず「志望動機」にリンクする回答を用意する必要があります。
退職の理由が、応募企業に入社することで解決するのか?ということですね。
「転職(退職)理由の答え方」については、下の「転職サイトdoda」の記事に詳しく書いてあります。よければ参考にして下さい。
その理由は、本当に転職(退職)する理由なの?
会社に勤めていると、ふとしたときに「転職したい」と考えるときが出てくるかもしれません。
そういう時は一度冷静になって「なぜ転職しようと思ったのか?」をよく考えるようにした方がいいです。
僕の様に「感情」だけで動くと、必ず後悔します。
- 会社がむかつく!
- 上司がうっとおしい
- 人間関係が嫌
こういうのは、「理由」じゃないんです。そのときの単なる「感情」です。
会社がむかつくと思うのはこんなとき!効果的な対処法でも話しましたが、感情だけで動くと「失敗or後悔」しかありません。
例えば、「上司がむかつく!」と思って転職を考えたときの感情を深掘りしてみましょう。
僕が実際に感じたときのことを思い出してみます。
すると、裏にはこんな原因が隠れていました。
- 現場を無視しているかのような指示
- 利益ばかりで顧客を無視した考え方
- 上司がいい加減な仕事をしている
- その日の気分で対応が変わる
だいぶとニュアンスが変わってきましたね。
上司がむかつくのは、「上司はこうあるべきだ!」という理想像と「実際の上司」とに「ギャップ」があるときです。
瞬間的な表現では「むかつく!」っていう汚い4文字に集約されちゃいますが、ちゃんと深掘りしていくと、思わぬ原因が浮かび上がってきます。
この原因が「本当に転職する理由なのか?」を確認しなければいけません。
- 「上司が現場を無視しているような指示をしている」→転職理由?
- 「上司がいい加減な仕事をしている」→転職理由?
どれも転職する理由とは違うような感じがしますね。
感情だけで転職を考えてしまうと危険だというのは、これが理由です。
「なぜ転職するのか?」をよく考えよう
転職するときには、次の2つを必ず考えるようにして下さい。
- なぜ転職をするのか?
- 転職をすることで、その問題は解決されるのか?
転職理由というのは、あなたにとって「プラス」に変化するものでなければいけません。
- お給料がアップする
- ストレスが軽減される
- 通勤時間が減って、家族との時間が増える
- やりがいが増える
どれも、自分にとってプラスに動いていますね。
そして転職先は、ちゃんとプラスの方向に解決するかを、ちゃんと見極めるようにしましょう。
このように考えることで、面接での「退職理由」と「志望動機」にも整合性が出てきます。
「自分にはどんな仕事が合っているのか?」を調べたい方は、下の記事を参考にしてみて下さい。
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