初めて介護の現場で働く人にとって、不安はつきものです。
そんな中で「介護の仕事が合わないかも?」と悩んでしまう人がいるかも知れません。
介護の仕事が合わない!その理由は?
ひとことで「介護職が合わない」とは言っても、合わない理由は人それぞれです。
SNSやヤフー知恵袋などを覗いてみると、以下の理由がメインですかね。
- 職場の人間関係が合わない
- 介護の仕事内容が自分に合わない
- 施設利用者(高齢者)と合わない
それぞれについて細かく見ていきます。
介護職場の人間関係が合わない
介護職場では「人間関係の悩み」が数多くあります。
介護職を離職する人の理由でもっとも多いのが「人間関係」と言われています。
介護の仕事は職員同士のコミュニケーションが要になっているので、人間関係が破たんしていると、仕事に大きな支障が出てしまいます。
職場によっては、介護士だけでなく色々な職種の人がいます。
ケアマネージャー、理学療法士など。
様々な職種の人が同じ現場にいるために、「摩擦」も起こりやすくなります。
それぞれの職種に、それぞれの都合があるので、全て丸く収める方が難しいのかもしれませんね。
「介護士よりも(立場が)上だ」と思っている人も僅かながらにいて、人間関係のこじれの要因になっているケースもあります。
介護という仕事の内容が合わない
介護職に就く場合、一般的には「ホームヘルパー2級」などの資格を求められるケースがほとんどです。
しかし、就職後に資格取得を目指すケースも多く、その場合は「無資格・未経験」で働くことになります。
未経験者にとって介護の現場は、何もかもが「未知の領域」。
何から手を付ければいいのかわからない状況に陥ります。
「何もできない人間だ」と自分を責める人もいて、ここで介護職自体を諦めてしまうこともあります。
これは介護職に限らず、他の職種にでも言えることですね。
施設利用者(高齢者)と合わない
介護施設で働いていると、施設利用者から暴言を吐かれたり、「介助拒否」を受けたりと、トラブルはつきものです。
「高齢者と合わない」と、メンタルをやられてストレスを抱える人も多いです。
介護職に向いている人とは?
単純に介護職は「性格が優しいから向いている」というものでもありません。
介護職に向いている人
介護職に向いている人は、次のような特徴があります。
- 忍耐力がある
- 体力がある
- 介護が好きである
- 素直である
- 自己研鑽できる
- 協調性がある
介護職は忍耐や体力が求められる仕事です。
介護の現場は慢性的に人手不足の状態で、介護職員一人にかかる負担がとても大きいです。
長時間勤務になることも多く、体力面でかなりの負担があります。
そのため介護そのものが好きじゃないと、厳しいかも知れません。
また介護職は、様々な専門的知識が求められます。
そのためにも、素直に日々先輩から学び、自ら勉強をするなど自己研鑽に励む必要があります。
介護の現場では、数多くの職員と仕事を行ないます。
そのため「報告・連絡・相談(ほう・れん・そう)」は欠かせません。
職員同士の円滑な人間関係を築く能力が求められます。
介護職が合わないと感じたら
介護の仕事をしていると、人間関係に悩んだり、仕事についていけないなど、様々な悩みがあると思います。
人間関係については、「自分が変われば好転するか?」を考えてみましょう。
人間関係がうまくいかない場合、自分自身がコミュニケーションに対して消極的な場合があります。
職場の人に「壁」を作らず、自ら積極的にコミュニケーションを図ることで、人間関係が劇的に良くなることは意外と多いです。
反対に、「自分ではどうにもならないケース」とは、いじめやパワハラなどですね。
こちらは完全に相手側に責任があるパターンで、自分ではどうにもできません。
この辺の詳しいことに関しては【介護職の離職理由】4人に1人が人間関係?改善する方法は?の記事で詳しく書いていますので、読んでみて下さい。
悩み内容が仕事そのものである場合は、耐えることが必要かも知れません。
特に未経験で介護の現場に入った場合、仕事の内容がわからないのは、当たり前です。
介護職に関わらず、すべての職業・職種に言えることですね。
「石の上にも3年」という言葉がありますが、これは「物事を成し遂げるには最低でも3年は必要だ」という格言です。
採用した側も、あなたが未経験であることを承知の上です。
焦らず先輩たちから学び取り、できることを一つずつ増やす努力を怠らなければOKです。
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