ブラック企業を辞めるときは、どこに相談すればいいんだろう?
色んな手を使って退職を妨害されることもあるみたいだし、不安だな。
ブラック企業に疲弊しているのであれば、一日も早く辞めることです。
しかし退職を妨害されるケースが増えており、相談先を間違えると辞めれないだけでなく、もらえるはずのお金も手に入らない可能性があります。
ブラック企業を辞めるべき理由
辞めるべき理由は、以下の通りです。
- 精神が病む
- 生産性が著しく下がる
居続けるのは意味がないどころかマイナスであり、今すぐ逃げるべきです。
精神が病む
過重労働やノルマだらけの会社で勤めていると、仕事の意欲が低下し精神が病みます。
私生活では覇気を失い、喜怒哀楽の表現が乏しくなります。
僕はうつ病の手前まで行きましたが、半年のあいだ寝て食べるだけの生活を強いられました。
うつ病の場合、社会生活に戻るには最低でも1年~数年掛かります。
生産性が著しく下がる
精神が病むと生産性が著しく低下します。
顧客への対応がずさんになったり締め切りを守らなかったりと、生産作業に支障が出ます。
企業は工場の生産ラインに似ています。
生産ラインには社員が配置され、経理や営業、人事、企画など持ち場の作業をこなします。生産性の低い人間が配置されると、モノは効率よく作れません。
生産性が下がっているなら意味はないので辞めるべきです。
ブラック企業体験談
僕はある建設資材の販売会社で営業として働いていました。
毎週月曜日に恒例になっていたのが、成績不振者への「公開処刑」です。
ノルマ未達の営業マンが全員の前に立たされ、大声で上司に叱責されます。
恐怖のあまり身銭で商品を買う者が現れるほどでした。
朝7時から夜10時位までみっちり働いていたので、過労死ラインの80時間は余裕で越えてましたね(笑)。
毎日長時間の時間外労働と過剰なノルマにより、辞める人が続出。いつも人手不足の状態です。
当時はまだブラック企業という言葉は一般的ではありませんでした。
そもそもこの言葉が初めて使われたのは、2009年公開の映画「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」とされています。
まだ新しい言葉なんですね。
辞めるときの相談先は?
会社を辞めるとき、以下の心配がありますね。
- 無理やり引き留められる
- 損害賠償を求められる
「退職したいけど辞めさせてくれない」という悩みが多く、僕もかなりの労力を使いました。
上司・人事部に相談
会社を辞めるとき、直属の上司か人事部への相談が正規ルートです。
しかし以下のような汚い手を使って退職を妨害されるケースが増えています。
- 暴言や暴力まがいの行為
- 退職引き延ばし
- 懲戒解雇にするぞと脅し
- 損害賠償の請求
最近「退職代行サービス」が登場した背景には、これがあります。
法律のプロに相談
上司や人事部に辞めることを相談してもダメな場合、弁護士に知恵を借りましょう。
未払い残業代がある場合、弁護士はお金の回収も担ってくれます。
相談先には労働基準監督署も考えられますが、経験上あまり役に立ちません。
企業への改善の是正勧告ぐらいしか権限がないためです。
辞める前に転職相談を利用すべし
仕事への熱意が失われて生産性が落ちると、自分だけでなく職場にも良いことはありません。
一日も早く辞めるのがベストです。
心身が疲弊してからでは遅いので、今のうちに転職サイトだけでも登録しておきましょう。
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