僕は毎日満員電車で1時間半かけて通勤していましたが、ストレスから家庭も仕事も上手くいかなくなったので転職しました。
都会で働く人なら満員電車の不快さを経験した事があると思います。
研究によると満員電車で感じるストレスは戦場の兵士に匹敵すると言われており、体調を崩す人が少なくありません。
僕自身もかなりのストレスで仕事にも家庭にも悪影響が出始めたため、思い切って転職して人生が好転しました。
満員電車のストレスの原因
満員電車のストレスの原因は主に次の3つです。
- パーソナルスペースが侵される
- 自由に動けない
- 電車が遅れる
パーソナルスペースが侵される
人間には「これ以上人に近付いて欲しくない」という「パーソナルスペース」が存在します。
友人など親しい間柄でもストレスなく喋れる距離は75~120センチと言われており、45センチよりも近付くと強いストレスを感じるようです。
満員電車では人と人とが密着し、お互いのパーソナルスペースを奪い合う形になっています。
自由に動けない
満員電車では自由がききません。
吊革が持てない、本を開くことができない、乗り降りがスムーズにできない。
様々な「できない」が人に強いストレスを与えます。
遅れが生じる
満員電車では頻繁に遅れが生じます。電車内の人が多く、乗り降りに時間がかかってしまうためです。
せっかく早起きしたのに目当ての電車に乗れないのはストレスですし、遅刻への焦りも生まれます。
電車の遅れは都心部ほど顕著です。
国土交通省の調べだと、もっとも遅延が発生しやすいと言われる「東京メトロ千代田線」では、ある月の平日の20日間の「遅延証明書」の発行日数は19.8日だったそうです。ほぼ毎日ですね…
満員電車のストレスから転職を決意!【実話】
僕は大阪の会社に片道1時間30分かけて通っていました。
毎朝5時半に起床してからの満員電車は苦痛でしかなかったです(1時間30分のうち「満員状態」になるのはせいぜい30分くらいでしたがそれでも大変でした)。
満員電車を降りようやく会社に到着すると、今度は朝からクレームのメールや上司からぼ仕事のムチャ振りで、毎日山のような仕事量です。
毎日仕事が終わるのが夜9時ごろで、家に着くのは11時近くになります。
次第に家族に冷たく当たるようになり仕事にも悪影響が出だしたので、在職中に就活をして自転車でも通える会社に転職することにしました。
満員電車から解放されて感じた5つのメリット
満員電車での通勤から解放されたと同時に様々なメリットを感じることができました。
通勤時のストレス「ゼロ」
満員電車から解放されて通勤のストレスがほぼ「ゼロ」になりました。
会社は自宅から近く自転車で20分ほどです。
社用車を自由に使えたので(ガソリン代は会社持ち!)、雨が降りそうなときは助かりましたね
「自転車で20分は大変」という方がいるでしょうが、意外とすぐに馴れます。運動不足の解消にもなるので一石二鳥ですよ。
睡眠が増えて自由な時間が増える
会社が自宅から近いので朝はゆっくり寝れます。
睡眠時間を長く取れるのもメリットですが、毎日往復で浪費していた3時間を有意義に使えるのは大きな収穫でしたね。
僕は本を読むのが趣味なのですが、満員電車だと本を開くのも気が引けますよね?カバンからゴソゴソ取り出そうとすると、怪しい目で見られちゃうこともありました(笑)。
しばらく土日しか本を読めない日が続いていたのですが、職場が近くなってからは家でゆっくりと本を読む時間ができました。
生活に時間的余裕が生まれることで、仕事にも家庭にもいい影響が出ます。
運動不足解消になる
満員電車で大阪まで通勤していたときは、歩くといってもせいぜい乗り換えぐらいなので、年々お腹周りが気になっていました。
毎年の健康診断では必ず「コレステロール値」と「BMI」を指摘されていたので、「なんとかしなきゃなあ…」とは感じていました。
でも毎日朝早くから満員電車に揺られて夜遅くに帰る悲しいサラリーマンの僕には、運動の時間なんてありません。
しかし自転車で通うようになってからは一気に運動不足が解消されました。何せ往復40分ですからかなりの運動量です。
ちなみに体重70キロの僕が40分間自転車に乗ると、消費熱量は約330キロカロリーだそうです。ご飯大盛が400キロカロリーですから、これが毎日だとダイエットにかなり効果的ですね。
副産物として、普段溜まっていたストレスが軽減されるのを感じました。調べてみると運動とストレスの関係は密接で、運動不足になるとストレス値も高くなるようです。
気になるお腹周りもスッキリしたので、久々に飲みに行った友人からビックリされました(笑)
運休や遅れに巻き込まれずに済む
人身事故や悪天候による電車の運休や遅れがあると、仕事に影響が出てしまいますね。
都心部では電車が1本止まるだけで他の交通機関に人が押し寄せ「パニック状態」になります。冬にはニュース映像でバス乗り場やタクシー乗り場に長い行列ができているシーンをよく見かけます。
職場が変わってからは公共の交通機関に乗ることがほぼなくなったので、運休や遅れとは無縁になりました。
家庭円満になる
満員電車に乗らないようになり僕のストレスは大きく改善されました。
何より喜んだのは奥さんです。通勤時間が短縮できたことで夫婦の会話時間が増えました。夜中に帰ることがないので「食事の準備が楽」とも言ってました。
今思えば家庭円満が取り戻せたのが一番大きなメリットだったかも知れません。
満員電車は大きな社会問題
都心部の満員電車は大きな社会問題です。
満員電車を利用する人々のストレスの問題も然りですが、この記事を書いている今まさに流行している新型コロナウィルスの蔓延で、さらに大きな問題が露呈しました。
リモートワークの普及率が低い日本では、会社に行かざるを得ないサラリーマンたちが、ウィルスの恐怖にかられながらも毎日満員電車に乗っています。「時間差出勤」なんて対策が国から打ち出されましたが、付け焼き場に過ぎません。
満員電車で抱えるストレスや無駄な時間は何も産み出さず、新型コロナを教訓として企業もそして私たちも変わる必要があります。
【人気記事】20代におすすめの転職サイト・転職エージェント
【人気記事】30代におすすめの転職サイト・転職エージェント
コメント