社員旅行に行きたくないときの上手な断り方

会社旅行 仕事の悩み

社員旅行に行きたくない。

そもそも社員旅行って「強制」なのかな?

上手な断り方は、ないかな?

僕も、年に一度行われる社員旅行が「大嫌い」でした。

入社して3年目くらいまでは我慢しながら行きましたが、それ以降は断り続けました。

理由は単純。「行きたくない」からです。

▶この記事の内容

  • 社員旅行の「ここが嫌」
  • 社員旅行は行かなくても大丈夫?
  • 社員旅行の上手な断り方
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「社員旅行なんか行きたくない!」

行きたくない

ある日突然送られてくる、一通の社内メール。

毎年恒例の、社員旅行の案内メールです。

このメールを見ると、うんざりします。

だって、社員旅行なんて行きたくないんですもの。休日出勤してる方がマシです。

メールには社員旅行に関する要旨と、「参加・不参加の連絡を○○まで」という文言が付いています。

不参加に丸を付けると、必ず上司から呼び出され「欠席の理由」を聞かれます。

おいおい、自由参加じゃないのかよ…。

モヤモヤした気持ちを抱えながら、毎年色々な「断り方」を考え続けていました。

社員旅行の目的

会社旅行

そもそも社員旅行の「目的」って何なんでしょう?

最近、社員旅行だけでなくレクリエーション等にも「行きたくない」っていう人が増えてるようです。

社員どうしのコミュニケーション

旅行を行なうことで社員どうしの「コミュニケーションアップ」につなげたいという目的があります。

普段接することが少ない上層部や他部署の人と触れ合うことで、「一体感」を出したいという狙いですね。

社員のモチベーションアップ

社員旅行は企業の「福利厚生」の一環として行われる、社内行事です。

旅行を行なうことで「福利厚生がしっかりしている」=「社員のやる気がアップする」と考えているようです。

ウィキペディアにも、福利厚生について次のような記載があります。

福利厚生(ふくりこうせい、employee benefits)とは、企業が従業員に対して通常の賃金・給与にプラスして支給する非金銭報酬である 。 (引用元:Wikipedia|福利厚生

社員旅行=非金銭的報酬…。うーむ。

節税効果

社員旅行が企業にとって「節税になる」って、皆さん知ってました?

テーマと違うので詳しい解説は避けますが、ある一定の条件を満たせば社員旅行を「福利厚生費」として計上できるため、節税になるんだとか。

どうりで社員旅行を毎年やるワケだ…理由を聞いた途端に行きたくない感情が芽生えます。

社員旅行に行きたくない人の割合

ある調査だと、6割の会社員が「社員旅行に行きたくない!」って回答をしてるみたいです。

「会社の目的」と「社員の思惑」にギャップがあるのかなと思ってます。

社員旅行に行きたくない理由

社員旅行の何が嫌かって、挙げればキリがないです。

皆さんも、思い当たる節があるかもしれません。

休みを奪うな

ほんと、これ。貴重な休みを奪わないで欲しい。

僕のいた会社は、土日を使って旅行が行なわれました。

そして旅行明けの月曜日から、また出勤です。

団体行動が苦手

もともと団体行動が苦手で引きこもり系なので、できれば1人で過ごしたいのです。

社員旅行になると、各所で団体行動が求められるので、かなり苦痛です。

強制感がハンパない

建前では、旅行の参加は「自由」です。

でも、不参加だと必ず「呼び出し」を喰らいます。

結局、社員旅行って強制なんじゃ?と不信感を感じます。

自己負担

前職では「旅行積立金」という名目で、毎月給料から3,000円が引かれました。年間だと、36,000円くらいです。

何で、行きたくない旅行に自腹を切るのか?と、いつも不満でした。

さらに旅行先がどう考えても36,000円のクォリティじゃなかったです(笑)。

宴会

社員旅行で一番嫌いだったのが、宴会です。

宴会芸を強要される。酒を注ぎにいかないといけない…。

旅行に行きたくないナンバーワンの理由です。

大人数の大部屋

社員旅行で「1人部屋」って、あんまりないです。

だいたい複数人の「相部屋」になります。

そしたら絶対いるんですよ。部屋で宴会やマージャンを始める人が…

イビキがひどい人もいて、とにかく寝れない。

社員旅行は断ってもOK?

社員旅行を「任意参加」としている場合は、基本的に断ってもダイジョブです。

ほとんどの会社が「親睦」や「レクリエーション」を目的としているので、そこに強制力はありません。

微妙なのが、旅行の目的が「会議や研修など」の場合。

この場合「業務」の意味合いが濃くなるので「強制力・拘束力」が働きます。

でも「休日に労働」って、どうなんでしょうねぇ…

【ちょっと豆知識】~36協定~

労働基準法第36条によって、会社は法定労働時間を超える

  • 時間外労働
  • 休日労働

を命じる場合に、労働組合と「協定」を結ばなければいけません。これを「36協定(サブロクキョウテイ)」といいます。

そして会社は協定内容を労働基準監督署に届け出る義務があり、これを怠った場合には罰則が課せられます。

今回のテーマとは違いますが、労働者として頭に入れておくと、いつかは役に立つかもしれない豆知識です。

社員旅行に行きたくない場合の上手な断り方

最後に、僕がよく使っていた「社員旅行の断り方」をご紹介します。

家族旅行

「たまたまその日は家族旅行が入っていた」というのは、断り方のひとつです。

社員旅行スケジュールが発表される前に「家族旅行の予定」が入っているのは、何の不思議もありません。

毎年使える断り方ではありませんが、たまに出すと効果があります。

法事

家族や親せきの「法事」も、会社の旅行には使える断り方です。

あまり親戚を亡き人にすることはおすすめできませんが、3回忌や7回忌など定期的に行われる法要は、社員旅行の断り方としてはちょうどいいです。

結婚式

友人・知人の結婚式は、社員旅行の断り方の鉄板です。

言い訳せずにストレートに断る

僕も最初の頃は、上のような「言い訳」を使いましたが、次第に「ストレートに断る」ようにしました。

嘘をつくのもエネルギーを消耗しますし、その都度理由や断り方を考えるのが面倒くさくなったというのもあります。

僕の場合、だんだんと「旅行に参加しない人」として定着していったので、楽でしたね。

「社員旅行には行かない」というのは、労働者として立派な「権利」だと思います。

社員旅行を休んだ日は、目立たないように家で過ごした方がいいかも知れませんね。

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