集中力が長続きしない人が陥りがちな「3つの過ち」

仕事の悩み

集中力は「持って生まれたもの」というイメージがあるかも知れません。

しかし集中力に先天的な要素はあまりありません。

その証拠に「なぜだかわからないけど、めちゃくちゃ集中することができた」という経験を持っている人は多いはずです。

その「なぜだかわからないけど」の中に集中に関する大きなヒントが隠されています。

「作業に集中できなくて時間がかかる」と悩んでいる人は「原因となる過ち」をおかしている場合がほとんどです。

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集中力が続かない人が陥りやすい「3つの過ち」

作業に集中できない人には多くの原因が隠されていますが、たいていの人は今からお話する「3つの過ち」をおかしています。

①あれもこれも症候群

作業をするとき「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」と「あれもこれも症候群」になっていませんか?

当たり前のようですが、作業に集中するためにはタスクはひとつに絞らなくてはいけません

たとえば関連性のないA~Cの3つの書類を同時に作成しようと思っても、人間は集中することができません。

たしかに複数の課題を同時にこなす「マルチタスク」は、昔は重宝される技術に思われていました。

ところがハーバード大学などの研究によるとマルチタスクでは十分な集中力が発揮されていないことがわかりました。

複数の課題や作業を同時にこなすことは「常に気が散っている状態」と同じであり、結果として作業の完成度が低かったり、時間がかかったりしてしまいます。

「ダイエットをしたい」「英語も勉強したい」「本を読まなければならない」と様々な「やりたいこと・やらなければいけないこと」が同時に頭の中をグルグル回り、結局何ひとつ手に付いていないという人がいますが、これはまさにマルチタスクの典型的な弊害です。

現代ではマルチタスクではなく「シングルタスク(一点集中)」が主流であり、一見すると非効率的に感じるかもしれませんが、ひとつのことに集中してやる方が結果的に生産効率が高くなることが研究からもわかっています。

 

②環境づくりが間違っている

作業に集中できないという人に多いのが「環境づくり」の過ちです。

何かの課題に対してデスクに向き合っているとき、ふとパソコンの画面にメールのポップアップ画面が表示されて開けてしまう。

急ぎで仕上げないといけない資料があるのに、スマホのSNS通知が鳴ると気になって仕方がない。

見積もりを作成中に顧客から電話が鳴りやまずにまったく進まない。

これらはすべて「環境づくり」に問題があります。

先ほどシングルタスクの重要性でも書きましたが、人間は目の前の1つの課題のみに集中したほうが効率はアップします。

しかしながら集中できないという人に限ってパソコンやスマホ、他の書類でいっぱいになったデスクの上で作業をしています。そして少しでも集中力が途切れると、メールを開いたりスマホを見たりしてしまいます。

また現在取り組んでいる仕事とは関係ない資料が周りにあると、自覚はないかもしれませんが「あれもやらなきゃ」という意識が向きます。人間は自分の視界に入っているものには自然と意識が行くようにできているのです。

デスクを片付ける

ひとつの作業に集中するためには、「デスク上をその作業に関係のあるものだけにする」という方法が一番です。

関係のない書類やスマホなどはカバンに入れたり、引き出しに入れておくようにします。そしてデスクの上には作業に必要な書類と筆記用具だけにします。

デスクトップ型のパソコンだと片付けるのは難しいですが、マウスやキーボードを取り外して視界から消す方法もあります。これなら触りたくても触れません。

このように「作業とは関係のないものを視界から一切消す」ことで集中できるようになります。

場所を変える

いっそ「作業場所を変える」というのも集中できる環境づくりには最適です。

僕は作業に集中したいとき、事務所の隣にある会議室をよく使います。

デスクの上だとどうしてもパソコンが気になりますし、顧客や仕入れ先から電話が掛かってくるためです。

デスクを離れる際は事務員さんに「今から一時間集中するから、電話は取り次がないでくれる?」とお願いしておきます(なお次で詳しく触れますが、「一時間」というのもポイントです)。

これなら作業の集中力を削がれることはありませんし、電話は後から折り返しをすればいいだけです。

③時間を決めずに作業している

「集中しなきゃいけない!」と思い込んでいる人に限って、作業時間に対する考え方がルーズです。

そもそも人間がひとつの作業に集中できる時間は、せいぜい30~45分です。学校の授業時間が45分程度なのは理にかなっていて、これは大人も子供も関係ありません。

それなのに「集中できない」と悩んでいる真面目な人に限って、2時間も3時間もぶっ通しで作業をしてしまいます。

人間の脳のメカニズム的に考えても、このやり方は非効率的と言わざるをえません。

上手に集中できる人は、必ず30分や45分など時間を決めて休息を入れています。それが作業に集中できる時間の最大限であることを本能や経験で自覚しているからです。

この点についてメンタリストとして各種メディアでも有名なDaiGoさんは、自著「自分を操る超集中力」の中で興味深い工夫を紹介されています。

それは時間を短く区切り、「もうちょっとやりたかった」「もう少しやれたかな」というところで仕事や勉強を打ち切ってしまう方法です。

(引用元:自分を操る超集中力 かんき出版)

これは「人間の集中力には限界がある」というのを逆手にとったアイデアです。この方法には2つのメリットがあります。

一つめに、たとえば30分と作業時間を決めることで「時間内に終わらせなければいけないという「ノルマ」が与えられます。自分に時間制限を課すことで、一気に集中力が高まります。子供のころ、夏休みの宿題を最終日に一気に仕上げた経験がある人はこの集中力を経験したことがあると思います(笑)。

そしてもう一つのメリットは、「もうちょっとやりたい」というモチベーションが期待できることです。

書籍内ではこれを「焦らし効果」と呼んでいますが、一日に20冊以上も集中して本を読んでいるDaiGoさんの手法について続きを知りたい方は、ぜひ本を手に取って読んでみて下さい。

 

まとめ

作業が集中できないと悩んでいるひとは、次の過ちをおかしていないかを一度確認してみることをおすすめします。

  • 「あれもこれも」をやろうとしていないか?
  • 作業環境は整然としているか?
  • 作業時間を決めているか?

この3つさえクリアしていれば、集中できる環境づくりは成功したも同然です。

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