経理課に配属されたけど、何がなんだかわからなくてパニック。
前任の人が辞めるっていうから代わりに配属されたんだけど、
教えてくれる人が誰もいないから毎日が地獄。
はぁ~…もう辞めちゃいたい!
経理課に未経験で配属されると苦労するのが「専門性」ですね。
必要とされる知識が多く業務も幅広いため、一人前になるには何年もかかると言われています。
そのため経理の仕事についていけず「辞めたい」と考える人が多いようです。
今回は、「経理の仕事がわからない」ことを理由に仕事を辞めたいという人が「取るべき行動」についてお話をします。
経理がわからない!辞めたいと思う瞬間
経理という仕事についていけずに「辞めたい」と悩む人は多いようですね。
- 「事務」で入社したのに、やったこともない経理をさせられる
- 「未経験OK」のはずなのに、いきなり高いレベルの仕事を求められる
- 経理のマニュアルなど存在せず、毎日が地獄
- 慣れない仕事で残業が続き、経理の勉強をする時間がない
- 経理は自分ひとりで、周りに聞く人がいない
経理の仕事で悩む人あるあるです。
特に多いのが、「望んでもいないのに経理をさせられる」ケースですね。
ある程度の大きな企業であれば「経理課」という独立した部署に、複数の経理担当者が在籍しています。
しかし中小企業の場合、「経理課」という部署すら存在しないところも多いです。
経理も含めて「事務作業」と一括りに扱われてしまうため、営業事務に経理、人事的なことまで一人でさせられるケースもあります。
学生時代にたまたま取った簿記3級のおかげで、経験したこともない経理の仕事をさせられるというのはよくあることです。
僕が昔勤めていた家族経営の会社では、一人の事務員さんが、来客・電話応対・経理・接客・面接までこなしてました(笑)。
経理をすぐに辞めるのはもったいない!
経理という仕事は専門性が高い職種であると同時に、採用は一般的に「狭き門」であると言われています。
簿記資格ホルダーや経理経験者でも、就職先を見つけるのは難しいとされています。もともと経理の仕事は必要とされる人数が少なく、また業務を丸ごとアウトソーシングできてしまうことも理由のひとつです。
経理を志す者にとって、求めている職場があれば「喉から手が出るほど働きたい」と思えるほど。
しかし、たまたま求職者と企業との間に「ミスマッチ」が起こってしまい、「経理をしたくないのに無理やりさせられている」という人がいるのも事実です。
経理という仕事は専門性が高く、一人前になれば更なるステップアップを望めるだけに、すぐに辞めてしまうという選択肢は「もったいない」と言えます。
経理がわからないから辞めたい!と思う前に取るべき行動
未経験で経理課に配属され「わからないからもう無理!」と辞めてしまうのも一つの選択肢ですが、ちょっともったいないかもしれません。
経理は身に付ければ「一生のスキル」になりますから、将来企業から重宝されることは間違いないです。
確かに今はわからないことばかりでキツイかもしれませんが、諦めずに続けることで「経理のプロ」を目指すことだってできるわけです。
経理で一人前になるには何年かかる?
人によりますが、一般的に3年~5年と言われています。
経理の仕事は日々の伝票業務だけではなく、「年次決算」という1年を通した締めくくりの業務もあります。
日々の業務→年次決算という1年のサイクルを3回~5回繰り返してようやく「経理のプロ」になれるということです。
逆に言えば、未経験で入社したばかりの人が「わからない」のは当たり前のことですね。
今経理でバリバリやっている人は、皆同じ道を歩んできています。最初からわかる人なんて、どこにもいないんです。
経理は日々の努力も必要
毎日決められた仕事を繰り返しているだけでは、一人前の経理になれません。
日々の業務に加えて、経理の本で学習したり、学校に通って勉強するなどの「自己研鑽」は欠かせません。
経理や財務の求人を見てみると、ほとんどの企業が「日商簿記2級以上」を求めているので、将来のことも考えて学習はしておいた方がいいでしょう。
ちなみに僕の妻も経理として働いていますが、最初の頃は仕事終わりに週3日ほど学校に通っていたそうです。
平日が残業続きというなら、土日にも開講している学校も多いので、利用しましょう。
経理がわからないから無理!というなら辞めるのもアリ
とはいえ、それでも経理の仕事を続けていくのは難しいという人もいるでしょう。
人には「合う・合わない」が必ずありますから、経理に向いていないという人もいるでしょう。
確かに経理は細かい作業が得意だったり、ミスなく正確にコツコツやり遂げる性格が必須とされます。
そういう性格じゃなかったり、そもそも経理の仕事が好きじゃなかったら、正直言ってキツイと思います。
そんな「ミスマッチ」が原因で会社を辞めたいと思うなら、すぐにでも行動を起こすことが必要です。
自分に合った「適職」を見つける方法は、下の記事でご紹介しているので参考にしてみて下さい。
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