介護士として働きだしたものの、体力面や給料面などの理由により、異業種への転職を考えているという人がいるかも知れません。
その際に気掛かりなのが、介護職から異業種への転職は可能なのか?という点。
介護職は専門性が高いので、未経験でも雇ってくれる企業があるのか?と、不安になる人もいるでしょう。
そこで今回は、以下のポイントについてお話をします。
- 介護士から異業種への転職は無謀?
- 異業種へ転職するなら何歳くらいまで?
- 介護士から転職しやすい職種
介護士から異業種への転職はハードルが高い
まず最初に、介護士から異業種への転職は、決して無謀ではありません。
しかし同時に、介護士としての経験しかなければ、異業種への転職は「ハードルが高い」という事だけは覚えておく必要があります。
介護士は専門職のカラーが強く、異業種への転職は、医者が住宅販売の営業に転身するのに近いです。
とはいえ、異業種への転職が難しいのは、介護士だけではありません。
どの職業からでも、異業種への転職は「チャレンジ」です。
そのため、正しい方法で転職活動を行う必要があります。(※方法については後で詳しくお話します)
介護士から異業種へ転職するには何歳まで?
本人に強い意志とチャレンジ精神があれば、何歳でも転職は可能です。
しかし一般的には、少なくとも30前半までには転職をしておきたいところです。
というのも異業種への転職は「未経験」での採用。
未経験者は20代から30代前半までしか採用枠がないのが現実だからです。
もしもあなたが20代なら、まだまだ未経験での採用枠は豊富です。どんどんチャレンジするべきだと思います。
しかし30歳前後である場合、一気に転職のハードルは上がります。
というのも、ほとんどの企業では30代に「前職での経験やスキル」を求めるため、未経験者への需要が少ないです。
そのため、もしも30歳前後、もしくはそれ以上の年齢で異業種への転職を考える場合は、転職エージェントの力を借りるなど「盤石な体制」で臨む必要があります。
介護士が転職しやすい業種とは?
30歳以上だと、未経験での採用は厳しいです。
しかし諦める必要は全くありません。
これまで介護士として培ってきたスキルに注目すれば、転職のチャンスはたくさん転がっています。
介護とはまったく関係のない業界・職種では厳しいですが、以下の2つなら異業種でも経験を活かせそうだと思いませんか?
- 介護士の経験を活かした業種
- 介護と関係のある業界
詳しく見ていきます。
介護士の経験を活かす
介護士といえば、施設利用者(高齢者)や利用者の家族など、コミュニケーションの場が多いはずです。
であれば、高いコミュニケーション能力が求められる「接客業」や「サービス業」で重宝される人材です。
施設職員とのチームワークが不可欠でしょうから、チームで取り組んだことを面接でアピールできるでしょう。
また資格取得は必要になりますが、看護師を狙うという手もあるでしょう。
看護師は介護士に比べて給与面や待遇面で優遇されており、頑張り次第ではさらなるステップアップも望めます。
介護と関係のある業界を狙う
異業種への転職でも、同じ介護の業界であれば、あなたが蓄積した知識やノウハウが貴重になります。
たとえば介護士時代には多くの「介護用品」を使ったと思います。
ならば介護用品のメーカーに転職できれば、現場でどんな用具・用品が求められているのかという「生の声」を活用することができます。
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